医療用スクラブとは?語源や歴史についても解説!

スクラブ(英: scrub)とは、半袖で首元がVネックとなっている医療用白衣のことを指します。
「ごしごし洗う」といった意味である「スクラブ」を語源としており、頑丈な素材が使用されているため、強く洗っても生地が傷みにくいことが特徴です。
また、従来の白衣よりもカラーバリエーションが豊富であり、病院内でのチーム分けや患者からの視認性向上のために使用される場面も多くなっております。

スクラブの歴史

「スクラブ」の登場は、1990年代になってからと言われています。まだまだ歴史は浅く30年も経っていませんが、洗濯耐久性に優れ動きやすいだけでなく、
カラーバリエーションが豊富なことから、今や日本でも医師・看護師のユニフォームのNEWスタンダードになりつつあります。
最初にスクラブが多く取り入れられたのはアメリカです。
当時アメリカでは「ナース服はいかにも医療的な印象を患者様に与えるため、患者様の緊張感や不安感をより高めているのではないか」という観点から、
従来のナース服へ対する批判が高まっていました。
「患者様にリラックスしていただき、自分の身体の不調や違和感を話しやすい雰囲気を作ることが何よりも大切」という結論から、手術着として認知されていた「スクラブ」を医師や看護師のユニフォームとしても積極的に採用されるようになったと言われています。