ブルゾンとは?作業着として選ぶ時に気を付けたいポイントまとめ!

最近発売されているブルゾンは機能性が高いのはもちろん、ファッション性も高く、作業着としてはもちろん、普段着にも取り入れられるようになりました。

ジャケットやジャンパーなど、様々な羽織ものがありますが、ブルゾンとはどう違うのでしょうか。また着こなし方法や職場で着るとなると、どのような着方に気を付ければよいのでしょうか。

本記事ではブルゾンとは?をはじめ、ブルゾンの特徴や選ぶときのポイントなどをご紹介します。

 

ブルゾンとは?

ブルゾンとは、フランス語由来の言葉で「裾をしぼったブラウス・ブルーズ」からきているといわれています。着丈は短く、背中はふっくらとした厚みがあるのが特徴です。

現在でも作業着として着られていますが、実は発祥の地フランスでも、洋服の汚れを防ぐため作業時に着られていたのだとか。

最近では作業時をはじめ、普段着としても着られており、色やデザインなど多種多様でおしゃれの幅が広がっています。

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ブルゾンの機能や特徴

ブルゾンは種類が増えているからこそ、自分に合ったものを選択する必要があります。

例えば防寒に特化したタイプなのか、それともストレッチ性や速乾性など動きやすさや快適さを重視したタイプなのかなど、チェックしておきたいポイントはいくつかあります。

色や素材、生地もとにかく豊富なので、気になるアイテムと自分の使用用途がマッチしているかが大切です。

ブルゾン服の種類

ここからはブルゾンの種類について詳しく解説します。
ブルゾンはおよそ6種類からなり、それぞれ見た目から着心地まで異なるので、お目当てのブルゾンはどれなのか、よく見ていきましょう。

種類①ジップアップブルゾン

ジップアップブルゾンとは、その名の通り、ジップ・ファスナーがついているデザインのブルゾンです。

前を全部閉めて着れば、風を通さず防寒性がアップします。また暖かい時期は前を開けてこなれ感を演出するのもよいでしょう。

カジュアル寄りなイメージが強いブルゾンですが、ジップを閉めるときちんと感が出るので、フォーマルシーンでも着やすい種類です。

種類②MA-1

MA-1とは、もともとアメリカ空軍用として作られたデザインのブルゾンです。

別名フライトジャケットともいわれており、全体的にゆったりとした大きめのサイズ感が特徴。

外側はナイロン生地のものが多いので水をはじくほか、中綿がしっかりと入っているため、防寒性重視の方におすすめです。

種類③Gジャン

Gジャンとは、デニム素材で作られたデザインのブルゾンです。

カジュアル色が強く、可愛らしい格好やクールな格好など合わせる服を選ばない万能性があります。

デニムの色はブルーやブラックなどバラエティーに富んでいるので、おしゃれが楽しめるのも嬉しいポイントです。カジュアルに着こなしたい方やおしゃれ着を探している方におすすめ。

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種類④ボアブルゾン

ボアブルゾンとは、その名の通り、ボア素材で作られたデザインのブルゾンです。

もこもことしたボアは見た目のかわいらしさはもちろん、防寒性にも優れており、近年流行しているアウターの一つ。

防寒とおしゃれのどちらも叶えてくれるので、若い世代を中心に人気です。機能性もファッション性も妥協したくない方に向いています。

種類⑤中綿ブルゾン

中綿ブルゾンとは、羽毛を使う代わりに、ポリエステルといった中綿を使用したブルゾンのことです。

防寒性があるのにお手頃価格で、取り扱いしやすいのも特徴的。

ダウンの防寒性には劣るものの、すっきりとしたシルエットはおしゃれの選択肢が増えると選ばれている種類のブルゾンなのです。コスパよくブルゾンを選びたい方におすすめ。

種類⑥レザーブルゾン

レザーブルゾンとは、合皮(フェイクレザー)やラム、シープといったスキンから製作されるブルゾンのことです。

光沢のある素材が高級感を演出し、クールな印象へと導いてくれます。

革を使っているとなると高いのでは…と懸念されがちですが、フェイクレザーであればお手頃価格で購入できます。着る服がかわいらしく、アウターであえて外したいという方や高級感のある見た目のものが欲しいという方におすすめです。

ブルゾンとジャンパーの違い

よく聞く「ブルゾン」と「ジャンパー」…。

どう違うの…?と思うかもしれませんが、実は両者に大きな違いはありません。

ここからはブルゾンとジャンパーの違いを解説します。

ジャンパーは機能性重視

ジャンパーは、ブルゾンに比べて機能性が重視されている傾向にあります。

作業着や運動着といった機能性に重きを置くときに、使われることが多いようです。

ちなみにジャンパーは英語やフランス語ではなく、和製英語なので海外で間違って使わないようにしてください。

ブルゾンはデザイン重視

ブルゾンはジャンパーに比べると、デザイン重視のときに使われます。

最近の若い世代はジャンパーとはそもそも言わず、ブルゾンと一括りにすることが多いです。

ジャンパーの中でもファッション性の高いものやデザイン重視のものは、ブルゾンと呼ぶようです。

作業着としてのブルゾンの選び方

ここからは作業着として、ブルゾンを着用する場合の選び方について説明します。

ファッションではなく仕事として着るわけですから、重視するポイントは変わってきます。

では早速見ていきましょう。

▶関連記事:作業服の選び方とは?職業別・用途別それぞれ紹介!

選び方①着心地で選ぶ

作業着として着用するブルゾンは、着心地の良さを最重要視して選びましょう。

体を動かして作業するのであれば、着丈や裾、重さや装飾の有無などはマストで確認したい項目です。

上記以外にもゆとりがありすぎるものはかえって動きにくくなるので、体へのフィット感も大切。ブルゾンの着心地は実際に着て確かめた方が安心です。

また、一口にブルゾンと言っても、メーカーや商品によってサイズ感が異なるので、採寸などもよく確認しておきましょう。

選び方②デザイン性で選ぶ

仕事着としてブルゾンを着るとなると、デザイン性も欠かせません。

かわいい・かっこいいというデザイン性ではなく、遠目で作業していてもわかるような色合いにするだとか、ファーがついていないものを選び視界が少しでも遮られないようにするといったデザイン性が求められます。

またファスナーがあるタイプだと、冬場の作業でも防寒対策に一役買ってくれます。

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選び方③耐久性で選ぶ

仕事着のブルゾンを選ぶうえで、最も大切ともいえるのが耐久性です。

かつて作業着として着られていた背景もあり、耐久性に特化した素材で作られたブルゾンもあります。また耐久性が高いと外的刺激に強いため、傷や色落ちしにくく長く愛用できるのも魅力的です。

また火を取り扱う職場であるならば、防炎加工されているものもよいでしょう。

作業現場に合わせて適切な素材、適切な耐久性のあるブルゾンを選びます

選び方④素材で選ぶ

ブルゾンの選び方として、素材・生地で選ぶのも手です。
作業着のブルゾンの多くはポリエステル、綿、混紡が使用されています。素材ごとに特徴があります。

素材①ポリエステル

ポリエステルは、化学物質でできた素材です。ブルゾンに限らず、多くの衣類がポリエステルで生産されています。

シワになりにくく、速乾性に優れているのが特徴です。また熱や日光に強いのも、作業着として選ぶ上でアドバンテージと言えるでしょう。

素材②綿

綿は植物から採取される天然素材です。空洞があるので通気性に優れており、汗をすぐに吸い取り外に輩出してくれる吸水性の高さもメリット。

柔らかい肌触りなので、着心地を重視したい方におすすめの素材です。

素材③混紡

混紡は、異なる2種類以上の繊維を組み合わせた素材です。素材を組み合わせることでメリットを伸ばし、デメリットを補う効果が期待できます。

他の素材に比べるとコスパよく購入できるのも魅力的です。素材同士を組み合わせるので、どんな効果が期待できる素材になっているのかを、自分でよく確認する必要があります。

暑い季節に着るブルゾンを選ぶ時の注意点

仕事着として着るブルゾンは、時として暑い気候下で着ることもあるでしょう。

ここではそんな暑いときに着るブルゾンを選ぶときの注意点を紹介します。

注意点①通気性

ブルゾンを暑い季節に着る可能性があるのであれば、通気性の良さは外せないポイントです。

綿やリネン、夏用作業服と記載のあるものは通気性の高さに特化しています。

そのほか遮熱素材を使っているものも、熱気や暑さを軽減できますよ。

注意点②吸汗速乾

暑い季節にブルゾンを着る想定ならば、吸汗速乾性の高いアイテムがベスト

吸汗速乾とは、汗を吸いそしてすぐに乾く性質のことで、汗冷えしなかったり暑さが体の内側にこもったりするのを防げます。

吸汗速乾に優れた素材としては、綿やドライ素材。そのほか透湿度の高いものもおすすめです。

注意点③冷感機能

最近では機能性に優れたブルゾンも多く、作業着に沿った冷感機能が搭載されています。

ブルゾン本体にファンが取り付けられており、上半身を中心に風を送ってくれるというものです。

上記以外にも、接触冷感と呼ばれている、触るとひんやり冷たく感じられる素材を使っているブルゾンも良いでしょう。

寒い季節に着るブルゾンを選ぶ時の注意点

ここからは寒い季節に着るブルゾンを選ぶときの注意点について解説します。

ブルゾンはアウターなので寒さに対しては相性がよいもの、作業着としての機能性も考えて選ぶとなお良いでしょう。

▶関連記事:作業服における防寒着とは?種類や素材、選び方をまとめて解説!

注意点①保温性

寒い季節、屋外で作業する場合は、保温性に優れているものを選んでみてください。

素材としては生地の密度を高める中綿蓄熱素材防風できるジップアップブルゾンが寒さとの相性がよいといわれています。

また急な雨にも耐えられる防水機能があると、体温が奪われにくいです。屋外での作業をする方は、あらゆる天候を想定した素材・機能性で選びましょう。

注意点②機動性

秋冬といった寒い季節は、重ね着をしたり、セーターやニットといった厚手の服を着たりするので、ブルゾンは機動性の高さが重要です。

機動性の高いブルゾンは、現場での作業のしやすさに直結します。

ストレッチ素材のものやあえてワンサイズ上のブルゾンを選びましょう。

注意点③帯電防止加工

帯電防止加工とは、生地表面に吸湿性の良い物質をつけた加工のことです。

静電気を帯電させず分散させる役割で、冬場特有の衣服のまとわりつく不快な着心地や静電気の起こりやすさを軽減してくれます。

作業現場によっては、静電気を起こしてしまうと製品に影響が出てしまう可能性もあるので冬場は帯電防止加工の施されたブルゾンを選びましょう。

年中着られる万能アウターはブルゾンで決まり

今回はあらゆるブルゾンについてご紹介しました。

ブルゾンといえば最近ではおしゃれ着の定番ですが、昔は作業着として愛用されていたこともあり、仕事着としての相性は抜群です。

職種や作業環境に合わせて、適切な素材やデザインのブルゾンを選ぶことが重要。

年中着られるブルゾンで、作業の快適さを追求してみてください。

スズキ繊維が運営する制服専科は、創業50年の確かな実績を持ち、デニム素材の作業着や防寒着を1着から販売しています。
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