ポロシャツはカジュアルなシーンとして着られることが多いですが、事務服用としても着用することができます。
「カジュアルなイメージが強いポロシャツだけど、仕事場にどのようにして着ていけばいいか分からない」「事務服用にポロシャツが欲しいけど、どんなことをチェックして選べばいいか迷う…」という方のために、ポロシャツについてまとめました。
本記事ではポロシャツの歴史から、選び方、素材の特徴や仕事場での着方など、ポロシャツを着るなら知っておきたい情報をまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポロシャツの歴史とは?
ポロシャツの歴史は古く、1930年代のポロ競技・テニス競技の際に、数多くのプレイヤーによって着用されていたことが起源といわれています。
そこからスポーツ選手以外、一般の方でもポロシャツの着用が広く普及しました。
かつてのポロ競技等のスポーツウェアは、ゆとりのあるサイズ感に丸首、長袖シャツスタイルが定番でしたが、徐々に変化。
襟付きで高い通気性と吸水性を兼ね備えたポロシャツが主流となります。
当時から現在まで、ポロシャツは紳士のスポーツであるテニス競技のウェアにも採用されるなど、上品さの象徴としてのイメージが定着しました。
ポロシャツとワイシャツの違いについて
ポロシャツとワイシャツは、着用シーンと着方や素材に違いがあります。
まずポロシャツは襟付きの半袖で、ボタンが首元部分に2~3個ついているのが一般的です。
被るようにして着る着方で、素材はリネンやコットンが主流。
一方ワイシャツは襟付きで半袖もしくは長袖、前開きになっており、羽織るようにして着るのが一般的です。
素材は綿やポリエステルが主流です。
ポロシャツはかつてスポーツウェアとして着られていた背景があることから、カジュアルシーンで多く見受けられます。
対してワイシャツはきちんと感が演出できるので、ビジネスシーンやオフィスカジュアルの基本として着用されることが多いです。
ポロシャツに使われている素材について
ポロシャツに使われている素材は大きく分けて、コットン・ポリエステル・リネン・混紡素材がほとんどです。
素材によって通気性や利便性、吸水・吸湿性などが異なるので、自分のライフスタイルに合った素材を選びましょう。
コットン
綿(コットン)は化学繊維に比べると、高い吸水性・吸湿性を兼ね備えているのが特徴です。通気性や肌ざわりも良いので、着る人を選びません。
吸水・吸湿した水分を溜め込まずに外側へ発散する性質があり、湿気を感じやすい梅雨時期や外での作業が多く汗をかきやすい方でも快適に過ごせます。
またそのほかにも静電気が起きにくいのも特徴の一つなので、乾燥が気になる秋〜冬でも着やすいのです。
ポリエステル
ポリエステルは繊維が頑丈・丈夫な素材で、着る環境によって服の状態が左右されにくく、長く着られます。
シワになりにくい、型崩れや縮みが起こりにくい、劣化しにくいなどの特徴があり、色落ち等の心配もないのが魅力です。
吸水性・吸湿性はコットンには劣るものの、その分乾きやすく、デイリー使いにはもってこいの素材と言えるでしょう。
ポリエステルはほかの素材に比べると静電気が発生しやすいため、その点では着にくい・肌への負担に感じるという方もいるかもしれません。
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リネン
リネンは、ほかの素材に比べると独特な肌ざわりで、長く使えば使うほど風合いや経年変化が感じられる味のある素材です。
コットンのおよそ4倍の吸水性があるといわれているリネンは、汗をかいてもサラサラしておりべたつき知らず。
だからこそ汗をかきやすい、べたつきやすい夏・梅雨といった季節におすすめの素材です。
リネンはほかの素材に比べると柔らかく、自然な風合いで、ナチュラルかつおしゃれな印象へと導いてくれます。
混紡(こんぼう)素材
混紡(こんぼう)素材とは、その名の通り、異なる素材同士を2種類以上組み合わせて作る、性能を高めた素材のことです。
素材を組み合わせることで、互いの長所・短所を補いあい、メリットを多く生み出します。
ポロシャツの場合、コットンとポリエステルを組み合わせることが多く、吸水性や通気性といった機能性を高めた素材も多いです。
どの素材同士を組み合わせるのか、自分にはどの素材が向いているのかなど、知って選ぶのが良いでしょう。
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ポロシャツに使われている生地について
ここからはポロシャツに使われている生地についてご説明します。
一口に生地と言っても、編み方や網目の特徴などがあり、着心地等を左右する大事なポイントです。では早速見ていきましょう。
天竺
天竺とは、定番な平編みの一つで、ポロシャツ以外にも数多くの衣類で使用されている編み方。
横への伸縮性に特に優れており、通気性の良さとさらっとしつつ適度にフィットする生地感は着心地の良さを感じさせるのです。
また、ゆったりとしたルックスでもないので、ビジネスシーンや仕事場といったフォーマルな場面でも活躍してくれるでしょう。
鹿の子
鹿の子とは、ポロシャツにおいて最もよく使用されている生地です。
天竺のような平編みにタック織をプラスし、表面にできる凹凸が特徴的。
横への伸縮性は少なめなものの、その分型崩れはしにくく、凹凸によって肌と生地との接地面が少ないので通気性も優れています。
長く着たいと思っている方やさらっと軽い着心地が好みの方におすすめです。
ポロシャツの着用シーンについて
ここからはポロシャツをどこでいつ着ればいいのか、着用シーンについてご紹介します。
ポロシャツというとカジュアルなイメージが強く、オフィスで着られるのかと不安な方もいることでしょう。そんな方のために着用できるシーンについて説明するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
夏場のオフィスで
最近ではクールビズを推奨している企業も多く、夏場のオフィスで着用することができます。
ワイシャツに比べると圧倒的にカジュアル見えするポロシャツですから、できるだけポロシャツの中でも、きちんと感のあるものを取り入れることが大切です。
例えば事務用として着るのであれば、ホワイトやブラック、グレーや深いブルーといった落ち着いた色合いをはじめ、単色やワンポイント、無地などのデザインがおすすめ。
ストライプや柄物はカジュアルな生地感も相まって、派手に見えてしまうので、選ばない方が良いでしょう。
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カジュアルなコーディネートをするとき
ポロシャツは仕事用としてだけではなく、カジュアルなコーディネートをするときにも活躍してくれます。
例えばメンズであれば、ポロシャツにデニムを合わせるだけで定番コーデが完成。
レディースであれば、ポロシャツはメンズライクに仕上がるので、あえてレースもののボトムスを持ってきたり、バレエシューズなどを合わせたりしてバランスを取ってあげるのもおすすめです。
普段使いしやすい生地・カジュアルなルックスだからこそ、日常コーデのおしゃれにも一役買ってくれます。
ポロシャツのボタンはとめるべき?外すべき?
ポロシャツのボタンはとめるべきか、外すべきかですが、どのシーンでポロシャツを着用するかによって変えるべきです。
例えば事務用・仕事用として着用するときは、ボタンはすべてとめるのが無難です。
仕事中は取引先や上司と顔を合わせる機会もあるので、勤務時間内であればすべて留めておきましょう。
反対にプライベートや普段着としてポロシャツを着用する場合は、2~3個あるボタンのうち1つ外すとおしゃれに着こなせます。
首元をちらっと肌見せすることにより、首がすっと伸びているように見え縦長効果を演出できます。
ポロシャツを選ぶ際にチェックしたい機能性
ここでは、ポロシャツを選ぶときに知っておきたい機能性についてご説明します。
素材や生地によって同じポロシャツでも、着心地や使い勝手の印象は大きく変わるもの。
だからこそ、自分に合ったポロシャツを選ぶために、機能性はよくチェックしておきましょう。
通気性
ポロシャツを選ぶときは、通気性が良いのかどうか、よく確認しましょう。
ほとんどのポロシャツは半袖で、夏場に着用することが多いので、通気性が良いものだと汗をかいても熱を外に逃しやすく、涼しく着続けられます。
通気性に優れた素材としては混紡素材のもの、生地としては鹿の子がおすすめです。
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吸汗性
ポロシャツ選びでチェックしたい項目として、吸汗性も欠かせません。
吸汗性とは汗をかいたときでもすぐに乾き、さらっとした着心地を実現してくれるという性質です。
夏場は特に汗をかきやすいですから、吸汗性が低い衣類は肌にまとわりついたり、べたべたしたり、着心地で不快になることも珍しくありません。
吸汗性に優れた素材としてはコットンやポリエステル、生地としては鹿の子がおすすめです。
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伸縮性
ポロシャツを選ぶときにチェックしておきたいポイントの3つ目が、伸縮性です。
伸縮性のある素材は、しっかりと伸び縮みするので、レイヤードしたときに邪魔にならず、動きやすさにもつながります。
伸縮性に優れた素材としては混紡(こんぼう)素材、生地としては天竺がおすすめです。
事務服としてポロシャツはあり!おしゃれな仕事服が実現できる
事務服としてポロシャツってありなのかな…そう思っている方は少なくないはず。
ポロシャツはカジュアルなイメージがとても強いですが、着方や素材、生地によっては仕事服としても十分に着られるアイテムです。
かつては格式高いテニスのスポーツウェアだったという側面もあり、今でも上品さは顕在。
襟付きなのできちんと感は演出できますし、素材によって職場でも快適に着られる万能アイテムです。1枚持っておくとカジュアル~フォーマルシーンといった幅広いシーンで活躍してくれます!
事務服としてポロシャツをぜひ一度手に取ってみてくださいね。
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