「なぜ?」事務服を着る本当の理由やなくならない理由について

「企業ではなぜ事務服や制服があるの?」
「事務服や制服が廃止にならないのはなぜ?」と、お考えではありませんか。

2007年の男女雇用機会均等法をきっかけに、女性社員の事務服や制服を廃止する企業が増えました。その後オフィスカジュアルやスーツ姿で仕事をする方も多くなり、「事務服や制服はなくなってしまうのだろうか?」と懸念されるようになりました。

しかしここ数年で事務服や制服の人気が高まり、導入を検討する企業が増え続けています。そこで本記事では、事務服を着て仕事をする理由や、事務服がなくならない理由について詳しく解説します。

なぜ事務服があるのかの理由

事務服や制服を採用している企業には、いくつかの理由があります。それでは、なぜ企業が事務服や制服を採用しているのかの理由について解説していきましょう。

理由① 企業全体のブランドイメージを守るため

事務服や制服を着用している社員は統一感があり、企業の印象をアピールできる材料となります。また事務服や制服を着用していると、企業の社員であることがわかりやすいというメリットがあり、ブランディング効果も期待できます。

理由② 職場全体に統一感を持たせるため

スポーツで同じチームの選手は、お揃いのユニホームを着用しますよね。それと同じで、事務服や制服を着用することで、ブランドイメージの定着や社員のモチベーションを向上するよう、事務服や制服を採用している企業もあります。

理由③ 服装の管理がしやすくなるため

オフィスカジュアルの場合、仕事にふさわしいかどうかの判断は個人により異なるため、基準を設けることが難しくなります。
肌の露出やアクセサリー、スカートの丈など、人によっては許容できる範囲であっても、「仕事に相応しくない」と感じる人もいるでしょう。反面、事務服や制服では、服装のことでのトラブルは回避できます

オフィスカジュアルではなく事務服や制服は必要なのか?

オフィスカジュアルとは、スーツやフォーマルウェアを少しカジュアルダウンした服装のことを表します。カジュアルダウンといっても、仕事で着る服装なので清潔感やきちんとした雰囲気のあるアイテムです。

また企業では事務服や制服ではなく、オフィスカジュアルを採用している企業も少なくありません。それでは、「なぜ、オフィスカジュアルが広がっているのか?」「事務服や制服が必要なのかどうか」について解説していきましょう。

オフィスカジュアルが広がっている理由

オフィスカジュアルが広がりつつある背景として、企業で事務服や制服の廃止が進んでいることが要因となっています。
事務服や制服を用意するには、予算が必要になりますし着替えをするスペースも確保しなくてはいけません。また顧客と対面で相対しない職場では、事務服や制服がなくても問題はないと判断され、カジュアルオフィスに切り替える企業もあるのです。

女性社員の制服、事務服がなくならない理由

「事務服や制服を廃止して欲しい」という意見がありますが、一方で「廃止せず継続して欲しい」などの意見もあります。
【事務服や制服を支持する理由】

  • 毎日仕事へ着ていく服を選ぶのが大変
  • 仕事ようの服にお金をかけたくない
  • 私服が汚れるのが嫌
  • 仕事とプライベートのオンオフを切り替えやすい

などの意見があります。
また企業側も、社員のモチベーション向上やブランドイメージの定着のためには事務服や制服が必要不可欠と、存在価値を見直す企業が増えています。

さらに顧客側も、「誰が社員なのかわかりやすい」「どのような役職なのかわかりやすい」など、事務服や制服があった方が好ましいと考える人も少なくありません。

事務服を着ることのメリット

事務服や制服には、女性社員にとっていくつかのメリットがあります。それでは、事務服や制服を着る女性社員のメリットを整理して、順番に解説していきましょう。

メリット①毎日の服装選びにかかる手間を省ける

毎朝、仕事に着ていく服を選ぶのは悩みますし、余分な費用もかかってしまいます。一方で事務服や制服であれば、毎朝何を着ていくのか悩まなくて良いですし、費用もかからないためお財布に優しいといえます。

メリット②TPOについて気を使う機会が減る

職場にふさわしい服装を選んだつもりでも、「TPOを考えていない」「露出が多すぎる」などと指摘されることもあるでしょう。しかし事務服や制服なら、周囲から服装を指摘されることもありません
オフィスカジュアルといわれても何を着たらいいのか悩みは、事務服や制服があれば気を使わなくても良くなります。

メリット③仕事にメリハリが付く

私服の場合、仕事とプライベートの切り替えが難しいと感じる人もいるでしょう。その点、事務服や制服に着替えるとプライベートと仕事のメリハリがつき、切り替えもしやすくなります

事務服を着ることのデメリット

女性社員にとって、事務服や制服を着ることによりメリットもありますが、反面デメリットと感じることもあります。それでは、事務服や制服を着る社員のデメリットについて解説していきます。

デメリット①事務服だとおしゃれができない

会社が指定している事務服や制服なので、ファッションで自己アピールやおしゃれができないのは物足りないと感じる方もいるでしょう。

デメリット②着替えの時間が起きる

事務服や制服のまま通勤できる場合は当てはまりませんが、会社に到着してからロッカールームで事務服へ着替えないといけない場合も考えられます。

また、オフィスカジュアルのような私服なら、会社へ到着したらすぐ仕事を始められます。しかし、気が得る時間が発生するのは時間もかかり面倒だと感じる人もいるようです。

最近の事務服の進化

最近の事務服や制服は、機能性やデザイン性など、昔とは異なりずいぶんと進化しています。それでは、現在の事務服や制服の現状について詳しく解説していきましょう。

快適さ

事務服業界では、ニット素材の事務服に人気が集まっています。ニット素材は、伸縮性が高く窮屈さを感じることなく、長時間着ていても疲れないためリピーターが多い事務服です。

また、暑い時期に着用する事務服としてポロシャツを採用している企業も増えています。ポロシャツは発汗性も高く、快適な着心地であることから、クールビズオフィススタイルとして取り入れています。

 

デザイン性

事務服といえば、紺色やグレーなど地味な色合いのベストとスカートが一般的でした。そのため、「地味でダサい事務服は着用したくない」といった声も少なくありませんでした。しかし最近の事務服では、華やかな色合いのものや、かわいいデザインのものもたくさんあります。

企業側としても、「かわいい制服が着たい」と好印象を与えて入社志願者が増えたり、かわいい制服を着ることで仕事へのモチベーションが上がったりすることを期待している企業もあります。

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選択肢

さまざまな年代層の意見をすべて取り入れるのは難しいですが、女性ならではの悩みや気になる部分に対応している事務服も多くあります。
例えば、二の腕を隠したいという声を参考に作られたオーバーブラウスは七分袖に改良されました。また、普通のスーツに見えていても、ウエストラインがスマートに見えるようなデザインのものもあります。

ウエストラインがきれいに見える事務服

事務服 オーバーブラウス gobl-2001 GROW

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事務服や制服は、年齢を気にすることなく着用できる選択肢が増えたことは、着用する女性社員にとって嬉しいポイントです。

▶関連記事:事務服とは?失敗しない選び方から自分のサイズの測り方まで一挙紹介

女性に対する思いやり

ユニホームメーカーでは、モニターやアンケートなどで実際に事務服や制服を着用している方の意見の調査を実施。調査内容を参考に、製品の改良や、新しい事務服や制服を開発しています。

その結果、メーカーの努力により「スタイルが良く見えるのに窮屈さがない」「体型をカバーしているのにかわいい」など、女性社員が着用したくなるような、事務服や制服が登場しているのです。

お手入れの楽さ

「事務服や制服は、クリーニングに出さないといけないから手間がかかるし面倒だな」と思っている方も多いでしょう。以前の事務服はデリケートな生地であったり、ボタンやテープなどの装飾品が付いていたりしていたため、クリーニングに出さないと傷んでしまう事務服も数多くありました。

しかし最近の事務服は、ホームクリーニングができるので、ご自宅でも簡単にお手入れができます。自宅でお手入れをする際には、洗濯表示を確認して自宅での洗濯が可能かどうかを確認してください。

現在の事務服や制服は自宅でお手入れができるため、家事や育児をしながら働く女性にとって扱いやすくなったといえるでしょう。

▶関連記事:事務服・制服の洗濯方法は?お手入れ方法について詳しく解説

丈夫さ

職場で着用する事務服や制服だからこそ、身だしなみはきちんとしたいですよね。しかし毎日アイロンがけをするのは、大きな負担となります。しかし現在では、シワになりにくい形状記憶シャツが登場。ノンアイロンなので、毎日のアイロンがけから解放されますよ。

またホコリやゴミが付きにくい、制電や防汚加工が施されている素材も開発されました。そのため生地自体も丈夫になり、定期的に洗濯をしても生地を傷めてしまうことは少なくなりました。

男女平等に伴って起きている事務服廃止の声について

2007年、男女雇用機会均等法が改正されました。こちらの法改正に伴い、男女平等について見直されたのです。

男性社員はスーツやオフィスカジュアルのような服装で働けるのに、女性社員は決められた事務服や制服を着用しなくてはいけないのは、男女平等ではないのでは?と考える企業が増えました。

その後リーマンショックにより不況のあおりを受けた企業では、経費削減を余儀なくされ、事務服や制服が廃止の流れへと拍車をかけたのも理由のひとつです。

しかし、ここ数年で事務服や制服が復活しています。その理由として、事務服や制服は企業のブランドイメージの定着や、社員へのモチベーションの向上には欠かせないと価値を見直す企業が増えたため、右肩上がりで増加しています。

事務服や制服のメリットを最大限に活かす

事務服や制服を着る理由やメリットとデメリット、最近の事務服について解説しましたがいかがでしたでしょうか。オフィスカジュアルで働く女性もたくさんいます。しかし事務服や制服にあるメリットがあるからこそ近年では需要が高まっています。

機能性や利便性に優れており、女性の悩みを解決してくれる事務服。毎朝、服を選ぶ煩わしさもなくなり、服装が原因となるトラブルも避けられる、事務服や制服があることは企業側も女性社員にも大きなメリットとなるでしょう。

スズキ繊維が運営する制服専科は、創業50年の確かな実績を持ち、セットアップの事務服からスカートの単品販売まで、数多くの事務服を取り揃えております。人気ブランドなどもあり、自分に合った事務服が探せるでしょう。
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