「制服が汗臭いので洗濯したいのですが洗っても大丈夫?」
「事務服を洗濯して乾燥機で乾かしたいけどダメでしょうか?」
など、毎日着用する事務服なので、自宅で洗濯できないだろうかと考えますよね。また、洗濯できるならどんな方法でしたら良いのか、知りたいとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
事務服や制服は、自宅で洗濯できるものもあります。そこで本記事では、事務服や制服などを自宅で洗濯をする方法や、注意する点について詳しく解説します。
毎日洗濯ができない種類の事務服はお手入れが重要
ベストやスカートのような事務服は、毎日洗濯ができません。そのため、着用後の正しいお手入れが重要となります。たとえば仕事が終了後、制服をロッカーやハンガーラックへしまうとき、厚みがあるハンガーを使用して収納すると良いでしょう。
厚みがあるハンガーはしっかりとした形をしているため、型崩れを防ぎます。またポケットに入っているものは、ハンガーにかける前に取り除いてください。それでは、洗濯以外の事務服のお手入れ方法について確認します。
洗濯をする前に取扱い表示の確認をしましょう
事務服や制服では、自宅で洗濯ができるものもあります。素材によって洗濯機でも大丈夫なものや手洗いを推奨する素材もあるため、事前に確認をしておくことが大切です。
【洗濯や手洗いができる】
- ウール50%以下のもの
- 綿
- ポリエステル
- ナイロン
【クリーニング店に任せる】
- ウール50%以上のもの
- シルク
- レーヨン
なお、制服に使用されているボタンやテープなどの装飾品は、自宅では洗えないものがあるため注意をしましょう。
洗濯ではなく「スプレー」を用いるのもおすすめ
ニオイやシワが気になる場合は、シワ取り効果がある消臭スプレーを使用するのも良いでしょう。毎日洗濯できない事務服は、このようなスプレーを使うと綺麗な状態を保てます。
なお、細菌やウイルスが気になる人は、シワ取りの効果があり除菌スプレーを使用するのもおすすめです。香りが付いたスプレーもあるので、好きな香りのスプレーを選ぶと気分転換になるでしょう。
事務服・制服の洗濯をする前に確認しておきたいこと
事務服や制服は、洗濯をする前に確認してほしいことが3つあります。それでは、制服を洗濯する前の確認内容について解説していきます。
取扱い表示の内容をチェックする
事務服や制服を洗濯する前に、必ず取扱い表示の内容を確認してください。もし確認をせず適当に洗濯をしてしまうと、型崩れやシワの原因となる可能性があります。
また、洗い方の他にも干し方やアイロンのかけ方、使用する洗剤の種類などの表示もあるため、事前に確認をしてから洗濯をしましょう。
部分洗い用洗剤での前処理
汚れが目立つ部分には、前処理をすることで綺麗に仕上がります。肌が直接触れる襟や袖、裾などは洗濯する前に、部分洗い用の洗剤で前処理をしましょう。
ただし、「中性洗剤使用」が取り扱い表示に記載がある事務服の場合は、中性洗剤の表記のあるおしゃれ着洗いの洗剤で前処理をしてください。
前処理は汚れが気になる場所へ洗剤の原液をつけて、タオルなどで軽く押さえてから洗濯をすると汚れが綺麗に落ちるでしょう。
洗濯ネットを用意しておく
洗濯機を使用可能な事務服を洗う場合は、洗濯ネットへ入れる必要があります。その際、洗濯ネットは目が細かいものを選び、ホコリや汚れの付着や衣類の型崩れを防ぎましょう。
なお、洗濯ネットはスカートやベストなどは分けて1枚ずつ洗濯ネットへ入れるようにしてください。同じ洗濯ネットへまとめて入れてしまうと、洗濯機の回転により衣類が傷んでしまう可能性があります。
他にも、洗濯ネットへ入れることで毛玉の発生を防いだり、衣類の色移りを防止したりする役割もあります。
事務服・制服の洗濯を洗濯機でする場合
事務服や制服には、洗濯機で洗えるものと洗えないものがあります。洗濯可能なマークがついていれば自宅の洗濯機で洗えます。洗濯をする際、かならず中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使用しましょう。
ただし、柔軟剤は繊維が柔らかくなり、型崩れの原因となるため使わないでくださいね。
それでは、洗濯機で事務服を洗う手順について解説します。
ステップ①適切なコースで洗濯洗いをする
全自動洗濯機で洗う場合は、「手洗いコース」や「ドライコース」を選んでください。
洗濯ネットへ入れる際、事務服に付いているボタンやファスナーは閉じましょう。そして、裏返しにして畳み、洗濯ネットへ個別に入れます。他の洗濯物とはわけて、30度以下のぬるま湯もしくは水を使用しましょう。
ステップ②すすぎ&脱水
「手洗いコース」や「ドライコース」を選択したら、そのまま脱水まで一気に洗濯をしても問題はありません。
その際、洗濯コースを設定するときに間違えて、長時間の脱水をしないよう気を付けましょう。事務服や制服を脱水する時間は、15秒以内がベストです。
ステップ③日陰で干す
洗濯が終わったら、事務服が濡れた状態で放置はせず、型崩れやシワを防止するためにも早めに厚みのあるハンガーへかけましょう。もし、厚みのあるハンガーがない場合は、かける部分にタオルを巻くなどして厚みを持たせるとよいでしょう。
ハンガーにかけたら、軽くたたいてシワを伸ばします。そして、生地が傷まないように日陰で干してください。
洗濯をした事務服・制服にアイロンがけをする場合
コツさえつかめば事務服制服のアイロンがけは難しくありません。それでは、洗濯後の事務服や制服のアイロンがけの方法やコツを解説します。
ジャケット
ジャケットは裏地から表地の順番でアイロンをかけると、裏地の当たりが目立たず綺麗に仕上がります。アイロンを持っていない方の手で、生地を少し引っ張りながらかけると良いでしょう。また、アイロンがかけにくい肩の部分は、バスタオルを丸めて当てながらかけると綺麗に仕上がりますよ。
パンツ
パンツもジャケットと同様、裏返してからポケットやファスナー、縫い代へアイロンをかけます。湾曲になっている腰まわりは表地へ戻したあと、バスタオルを丸めたものを当てて軽くアイロンをかけてください。また足の部分は裾から上へ向かい縫い目に沿ってかけると仕上がりが綺麗です。
スカート
スカートも裏地から表地の順番でアイロンをかけてください。またプリーツがあるスカートの場合、当て布をして、軽く押さえるような感じでかけると良いでしょう。
事務服にシミがついてしまった時の対処法
事務服や制服にシミが付いてしまったケースでは、シミの原因となった種類によって対処方法が異なります。それでは、さまざまな原因の汚れについて、対処方法を見ていきましょう。
醤油・ソースなどの水性の汚れ
シミになった部分の裏地へ、綺麗な布を当てながら硬く絞った布で拭き取りましょう。それでも落ちない場合には、中性洗剤を付けた布で叩くようになじませてから、水を含ませた布で叩くように洗剤をとりのぞきます。シミが落ちたら、乾いた布で水気を拭き取ってください。
泥汚れ
泥汚れは濡れた状態で擦ってしまうと汚れが広がってしまいます。そのため、泥が完全に乾いてからブラッシングで泥を取り除いてください。
泥を取り除いた部分にシミが残っていたら、中性洗剤をつけた布で叩くようになじませましょう。そして、水を含ませた布で叩くように洗剤を取り除きます。シミが落ちたら、乾いた布で水気を拭き取ってください。
油汚れ
シミになった部分の裏地へ、綺麗な布を当てながらベンジンを染みこませた布で叩くようにして汚れを溶かします。
そして、中性洗剤をつけた布で叩くようになじませたら、水を含ませた布で叩くように洗剤を取り除きます。シミが落ちたら、乾いた布で水気を拭き取ってください。
ボールペンや朱肉
シミになった部分の裏地へ、綺麗な布を当てながらシンナーを染みこませた布で、叩くように汚れを溶かします。そして、アルコールを含ませた布で叩くように汚れを落としてください。
事務服に毛玉ができたときの対処法
地糸を切ってしまわないよう、小さなハサミを使って毛玉のみをカットしましょう。毛玉を引っ張ったりすると、毛羽立ちの原因となり、よけいに毛玉ができやすくなります。したがって、毛玉は小さなハサミで取り除いてください。
毛玉はもともとホコリが表面の生地に絡まってできます。そのため、事務服や制服は定期的にブラッシングをすることで毛玉の防止になります。袖下や腰回り、またスカートの裾など摩擦が起きやすい場所はとくに気を付けると良いでしょう。
▶関連記事:事務服・制服の衣替えの時期は?
事務服や制服は正しい方法で洗濯をしましょう
事務服や制服の洗濯方法について詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか。
事務服や制服は、自宅で洗濯できるものとできないものがあります。洗濯ができない制服は定期的なクリーニング店の利用が必要です。しかし、クリーニング店を頻繁に利用すると費用もかさみますし、仕上がりまでの時間もかかります。
そのため、洗濯ができる事務服であれば、時間も費用も節約になります。なお取扱い表示を確認すれば、誰でも簡単に自宅で洗濯が可能。コツを掴んで、手軽に毎日着用する事務服のお手入れをしていきましょう。
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