事務服を着用するメリットとは?私服で仕事するときとの違いは?

社員の身だしなみは、会社の印象や評価を左右する重要な要素です。
近年、事務服のデザインや機能も多様化しており、働く環境に応じた個性のある一着を選べるようになりました。

そこで本記事では、事務服を着るメリットや、生産性を上げる事務服の選び方などを解説します。事務服の導入を検討している方、事務服選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

事務服着用によって会社が得られるメリット

社員が事務服を着ることで、会社のブランディングや求人・規律化に良い効果をもたらします。以下で、事務服着用によって、会社が得られるメリットを見ていきましょう。

メリット①会社全体で統一感が出る

全ての社員が同じ事務服を着用することによって、会社全体に統一感が出ます。
部署や担当業務によって事務服や作業服を分ければ、自らの役割を改めて認識しやすく、チームワークの向上にも繋がるでしょう。
会社全体の統一感は社内の気を一層引き締めるだけでなく、外部に洗練された印象を与えます。

メリット②会社の印象付けができる

人や物事の第一印象は、大部分が見た目で決まると言われています。
社員が着る事務服は会社の看板であり、会社のイメージに直結するものです。
事務服を通して顧客や取引相手に、安心感や信頼感・清潔感などを与えられます。
会社を象徴する色やモチーフをデザインに取り入れることで、ブランディング効果も得られ、知名度向上イメージアップにも貢献するでしょう。

メリット③人材が集まりやすくなる

事務服は労働環境の一つであると言えます。
魅力的な事務服があるという点は、顧客や取引相手だけでなく、求職者へのアピール要素にもなり得ます。洗練されたデザインの事務服や、機能性が高く快適な事務服に惹かれて、入社を希望する人材が集まりやすくなるでしょう。 

メリット④一定の規律を保てる

事務服が決まっていることで、社員一人一人の身だしなみをチェックする必要がなくなります。また、事務服を着ている間は、会社の看板を背負っているという意識が強くなり、業務に対する姿勢が引き締まります。
社員全員が統一された事務服を着用することで、社内の規律・風紀を保てるでしょう。

事務服を着用する社員が得られるメリット

事務服の着用は会社だけでなく、社員に対しても良い影響を与えます。
以下で、社員にとって事務服を着るメリットを見ていきましょう。

メリット①作業効率の向上が期待できる

人は制服や高級服を着ると緊張感が高まり、服装に相応しい行動をとるようになる「ドレス効果」というものがあります。仕事に対する責任感や誇りを自覚することで、集中力や注意力が増し、ミスを起こしにくくなります。
社員全員の士気が上がれば、作業効率も上昇し、生産性の向上が期待できるでしょう。

メリット②オンオフの切り替えがしやすくなる

普段の私服のまま作業をすると、気が引き締まらず、いつの間にか集中力が切れてしまうことも少なくありません。
そこで、着替える動作と時間を挟むことで、オンオフの切り替えがしやすくなります。職場に来て私服から事務服に着替えると同時に、心も体もプライベートモードから仕事モードへと自然に変わります。

メリット③毎日の服装で悩むことがなくなる

私服で勤務する際、コーディネートを選ぶ手間や洋服の購入費がかかります。
事務服が決まっていれば、毎日の洋服で悩むことがなくなり、お財布にも優しいです。

メリット④仲間意識を育める

同じ職場で同じ事務服を着ていることで、周囲との連帯感や仲間意識が強まります。
一個人ではなくチームの一員として、社員同士で協力し合いながら、クオリティの高い成果を出しやすくなるでしょう。
また、新入社員や異動で来た人も、素早く職場に馴染みやすいです。

メリット⑤安全かつ快適に仕事ができる

耐火性や防水性・ストレッチ性など、優れた機能を持つ事務服は、社員の健康や安全を守ります。また、通気性や速乾性など季節を意識した生地・デザインを採用することで、1年中快適に仕事ができます。
一般的に、事務服は会社から提供されるため、社員は汚れや破損に過度に気を遣う必要がなく、作業に集中しやすいでしょう。

会社の生産性を上げる事務服の選び方

では、会社の生産性を上げるためには、どのような事務服が好ましいでしょうか。
以下で、効果の高い事務服の選び方を見ていきましょう。

生地

生地は見た目・着心地どちらにも影響を与えるため、社員が働く現場に適したものを選ぶ必要があります。特に、接客業では顧客の目に直接触れるため、シワや型崩れが目立たず、下着が透けにくい素材を選ぶこともポイントです。

機能性

作業環境に応じて、耐火性防水性通気性など重要な機能を考慮しましょう。
特に、屋外作業の場合、季節に合わせて吸汗速乾機能や保温断熱・防風機能をつけることで、快適に動けます。また、ポケットやボタンの数も、作業フローや仕事道具の有無に応じて設計する必要があります。

デザイン

会社を代表する事務服は、オリジナリティに溢れたデザインであることが重要です。
社名やロゴ・ブランドカラーを用いて、他社との差別化を図ります。
また、パンツ・スカート・ワンピース・ネクタイ・スカーフなど、服装を通して顧客や取引先にどのようなイメージを与えたいかも考慮しましょう。

こちらの記事では、スカーフの結び方や相性の良い事務服を紹介しています。
スカーフを活用することで事務服でのおしゃれ度を高めることもできるので、ぜひ参考にしてみてください。

▶関連記事:事務服と相性ピッタリのスカーフの結び方を伝授!

事務服ではなく私服を着るメリット・デメリット

働き方が多様化する中で、事務服ではなく私服での勤務を認める会社もあります。
では、私服を着て仕事をするメリット・デメリットを見ていきましょう。

私服を着るメリット

私服勤務の主なメリットは、自由度が高いことです。

コーディネートができる

私服は自分の思い通りにコーディネートできるため、ファッションが好きな人にとっては毎朝の楽しみとなるでしょう。

その日の天候に合わせられる

私服であれば、その日の天候に合わせて温度調節も可能であり、1年中快適に過ごしやすいです。暑い日に無理にジャケットを羽織ったりネクタイをしたり、寒い日にスカートを履いたりする必要もありません。

動きやすい

スーツやワイシャツなどは堅苦しく、型崩れやシワが気になることも多いです。
また、色や素材によっては汚れてしまわないように、常に気を張っていなければなりません。
一方で、私服は自分が動きやすい格好を選べるため、リラックスして作業しやすいでしょう。

私服を着るデメリット

反対に、私服勤務の主なデメリットは、自分で用意することの手間です。

毎日服装を決めるのが面倒

毎日何を着るか決めなくてはならず、面倒に思う場合もあります。
コーディネートが苦手な人にとっては、周りの目線や評価が気になり、服装を考えることがストレスに感じるかもしれません。

多くの私服が必要になる

私服勤務の場合は、自分で洋服を準備しなくてはなりません。
季節や気温の変化に応じて、周りと被らないように1週間のローテーションを用意するとなると、多くの私服が必要です。

オンオフのスイッチが切り替えにくい

一般的に、朝着替えた私服のまま勤務し、そのまま帰宅するため、仕事とプライベートのスイッチが切り替えにくいです。働き始めても気が引き締まらず、いつの間にか集中力が欠けてしまうケースもあるでしょう。

事務服を着て働きたい人と私服で働きたい人の声

社員の間でも事務服・私服を好む人で分かれるでしょう。
以下で、それぞれの人の意見を紹介します。

事務服を着て働きたい人の声

事務服を着て働きたい人の声

  • 毎日着る服に悩まなくて楽
  • 事務服を着ると仕事のスイッチが入る
  • 勤務用の洋服にかかる出費を抑えられる
  • ファッションセンスに自信がない
  • 汚れる心配をしなくて良い

仕事のための洋服を選ぶ手間や購入する費用負担を減らせる点で、事務服を好む人が多いです。

私服で働きたい人の声

私服で働きたい人の声

  • コーディネートが楽しい
  • 好きな服を着られる
  • 着替える手間がない
  • リラックスできる
  • 体温調節がしやすい

自由にファッションを楽しみたい方は、私服を好む傾向があります。

機能性の高い事務服を着てメリットを受けよう

近年、機能性を重視した事務服が多く登場しています。社員がストレスフリーで働きやすい事務服を選び、会社全体にもプラスの影響を与えましょう。

伸縮性が高い事務服

かしこまったイメージの強い事務服ですが、伸縮性が高い素材を選べば、動きやすく作業がしやすいです。身軽になることで作業効率も向上するでしょう。

透けにくい事務服

ブラウスや薄手のシャツなど下着が透けやすい生地だと、視線が気になって集中できなかったり、上にもう一枚羽織ったりしなければなりません。
防透性に優れた生地であれば、1枚でも問題なく清潔感や通気性を保てます。

事務服と一緒にジャケット・ベストもつけて防寒対策

クーラーの効いた室内や冬場は、長時間居ると体が冷えやすいです。
ジャケットやベストを羽織ることで防寒対策をしながらも、きちんと洗練された印象を与えられます。

▶関連記事:おしゃれな事務服のカーディガンの選び方でオフィスコーデをしよう

社員にも会社にもメリットが大きい事務服を導入しましょう

いかがでしたでしょうか。
今回は勤務中に私服ではなく事務服を着るメリットや、生産性を上げる事務服の選び方などを解説しました。
事務服で働くことは社員の作業効率や集中力を上げるほか、安全性や快適さを保証します。
また、会社にとってもブランディングやイメージアップ効果が期待できます。
素材や機能・デザインを考慮し、自社にしかない事務服を導入してみてはいかがでしょうか。

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