白衣はクリーニング?気になる洗い方とたたみ方を紹介!

白衣とは、医師の象徴ともいえる医療用のユニフォームの一つです。
白衣を羽織っているのであれば、かっこよく着こなしたいです。

清潔感が求められる医療現場で、シワが目立つ白衣などは不衛生な印象を与えてしまいます。
そのため、こまめに持ち帰り、お手入れをしているのではないでしょうか。

しかし、白衣の正しいお手入れ方法などを知っている方は少ないでしょう。
今回は、白衣の洗い方やシワのない綺麗なたたみ方についてご紹介いたします。

白衣は自宅で洗濯できるのか

そもそも白衣は、自宅で洗濯してもいいのでしょうか。
クリーニングを利用している方が多いと思いますが、もちろん自宅での洗濯も可能です。

しかし、時間がない方や洗濯が苦手な方はクリーニングに依頼するのがベストでしょう。

白衣のクリーニング費用相場

大きい病院であれば白衣の洗濯は、クリーニング業者が行っている場合が多いでしょう。
病院とクリーニング業者が提携しているため、忙しい医師でも気軽に頼めるといったメリットがあります。

しかし、小さい個人病院などであれば、自宅に持ち帰って自分で洗濯する場合もあります。
このように病院などによって管理方法がさまざまです。
自分で白衣のクリーニングを依頼する場合は、かなりの費用がかかります。

清潔感が求められる職場のため、同じ白衣を長期間着るのは好ましくありません。
そのため、こまめにクリーニングの依頼が必要になります。
白衣のクリーニング料金は一般的に500円〜600円が相場とされています。月に何回か依頼するのであれば、かなりの金額になるでしょう。

またクリーニングを依頼してから仕上がりまで数日待つ場合もあります。
手元の白衣がなくならないように管理する必要もあります。

金銭面と管理面から、クリーニングに依頼するのではなく自分で洗濯をする方も多いです。
個人で白衣を管理する場合は、クリーニングに依頼するより自分で洗濯したほうが金銭面での負担が少なく済みます。

クリーニング代を少しでも抑えたい方は白衣の洗濯はなるべく自宅で行いましょう。

また現在では、お手入れのしやすさから多くの医療現場でスクラブがユニフォームとして着用されています。
ノンアイロンでもしわになりにくいスクラブは、着用する医療従事者にとってとても扱いやすいといったメリットもあります。
ゴシゴシ洗える丈夫な生地は、毎日着用するユニフォームとして使い勝手がいいでしょう。
ユニフォームをお探しの場合は、スクラブを検討してみてはいかがでしょうか。

▶関連記事:医療用ユニフォームのスクラブとは?選び方のポイントを詳しく紹介!

白衣の洗い方

では実際に、白衣の洗い方についてご紹介いたします。
基本的な洗い方から、汚れの種類別の洗い方などそれぞれご紹介いたします。

基本的な白衣の洗い方

基本的に白衣も他の衣類と同様に、洗濯表記を確認してから洗濯を行いましょう。

新JISの基本記号引用:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(https://www.zenkuren.or.jp/user/aundrysymbol

手洗い表示のものであれば、おしゃれ着用のものや弱アルカリ性の洗剤などを使用しましょう。

また、細菌やウイルスなどが心配な場合は、熱湯消毒や漂白剤を使用しても大丈夫です。
白衣は汚れが目立ちやすいため、洗濯する際は一手間加えるとより綺麗で真っ白な白衣になります。
綺麗で真っ白な白衣にしたい場合は、40度のお湯に中性洗剤を入れて、白衣を30分から60分程度付け置きしておきましょう。

白衣を付け置きすると、臭いや黄ばみなどを落とす効果があります。

付け置きが完了したら、そのまま洗濯をします。
白衣を他の衣類と一緒に洗濯する場合は、ネットに入れて絡まりなどを防ぎましょう。他の衣類と洗濯する際は、色落ちする衣類とは分けて洗濯しましょう。白衣のポケットの中にはペンなどを入れている可能性があるため注意が必要です。

洗濯が完了したら、風通しの良い日陰で干しましょう。
白衣は色落ちの心配がないため日当たりの良い場所でも大丈夫です。

ただ、綿などの素材を使用しているため日に当たり続けると白衣が硬くなってしまう場合があります。

白衣の襟・袖口の洗い方

襟や袖口は汗や摩擦が多い箇所になるため、汚れやすいという特徴があります。
そのため、襟元や袖口専用の洗剤を使用しましょう。

洗剤の使い分けが苦手な場合は、気になる箇所に洗剤と塗り歯ブラシなど擦ると汚れが落ちやすくなります。襟元や袖口の汚れを放置してしまうと、不衛生な印象を与えてしまうためこまめにお手入れを行いましょう。

白衣の汗汚れの洗い方

汗汚れを放置してしまうと、酸化してしまい黄ばみの原因にもなります。
とくに夏場など汗をかきやすい季節には、こまめな手入れが必要です。

汗汚れが気になった場合は、ぬるま湯に洗剤と漂白剤を入れて1時間程度付け置きしましょう。一回で効果を感じなかった場合は、複数回繰り返しましょう。
またシャンプーやクレンジングオイルなど、皮脂油の分解してくれる成分のものでも代用は可能です。

汗汚れは放置してしまうと、落としづらいという特徴があります。
気づいた時などこまめな手入れが、きれいな白衣を長く着続けられるでしょう。

白衣についたインク汚れの洗い方

白衣の汚れとして多いのが、ペンなどのインク汚れではないでしょうか。
ペン先が白衣に当たってしまって、うっかり汚してしまったなどがあげられます。

インクの洗い方は、種類によって異なります。油性インクで汚れた場合は、エタノールや除光液を使用しましょう。汚れている部分に吹きかけて、要らない布やティッシュなどで叩きながら落とします。

水性インクで汚れた場合は、洗剤や漂白剤を使用しましょう。油性インクと同様に、布やティッシュなどで叩きながら落とします。

インクの種類によって、落とし方が異なるため十分注意しましょう。

シワになりにくい白衣のたたみ方

綺麗に洗濯した白衣ですが、たたみ方を雑にしてしまうとシワだらけになってしまいます。
たたむのが面倒くさいと感じて、白衣をハンガーにかけっぱなしの方も多いでしょう。
では実際に、白衣をたたむ際にシワになりにくく、簡単にできるたたみ方を紹介いたします。

まず、両肩と左右の袖口が合うようにたたみましょう。
折りたたむ際に、背中側を内側にすると折りたたみやすいです。

次に、袖口を首元に向けて真っ直ぐに折りたたみます。あまった袖口は、白衣の胴体部分にはみ出ないよう折り返しましょう。袖口を折りたたんだら、袖下で一回折ります。
最後にもう一回折って完成です。

しわになりにくい白衣のたたみ方

綺麗に白衣をたためば、持ち運びにも便利です。雑なたたみ方をしてしまうと、生地が傷んでしまう原因にもなります。最初は難しく感じますが、慣れれば問題ありません。

他の衣類でも使用できるたたみ方なので、白衣をたたむ前に練習するのもいいかもしれません。
どうしても難しく感じる場合は、ボタンなどをすべて閉めてから行うとたたみやすいです。
また、あらかじめ折り目を付けておくと、より一層たたみやすくなります。
アイロンなどで軽くおさえつけておけば、たたむ時の目印となり初心者でもスムーズたたむことができるでしょう。

シワが目立つ白衣では、患者やチームにも不衛生な印象を与えてしまいます。
綺麗な白衣を長く着用できるように、正しいたたみ方をマスターしましょう。

白衣のシワを防ぐための方法

では、たたみ方以外でシワを防ぐための方法はあるのでしょうか。
シワのない綺麗な白衣を着用するために、しっかり確認しておきましょう。

丁寧な洗い方をする

丁寧な洗い方もシワを防ぐための方法です。

汚れが酷いものなどは、漂白剤や専用洗剤などを使用します。
殺菌やウイルスなどが心配な場合は、熱湯消毒なども取り入れましょう。

他の衣類と洗濯する際は、ネットに入れて洗濯しましょう。
白衣は丈が長いので、そのまま入れてしまうと他の衣類と絡まる可能性があります。
そうすると、生地も傷んでしまい、シワの原因にもなってしまいます。

洗濯機の脱水時間は短めにする

白衣に使用されている素材の多くは、ポリエステル素材です。
ポリエステル素材は速乾性が高く、長時間脱水をしてしまうとシワがついたまま乾燥してしまう可能性があります。

そのため、脱水時間は1〜2分程度を目安に行いましょう。
特に冬場などは、乾きにくい時期でもあるため、いつもより長めに脱水する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、シワの原因にもなるため、脱水時間には十分注意が必要です。

洗濯の際はシワを伸ばす

洗濯を干す際にも、注意が必要です。

速乾性が高い白衣は、脱水が完了したらすぐに干しましょう。特に脱水後も水分は多少含まれているため、シワを伸ばして干しましょう。
シワがついたまま干してしまうと跡が残ってしまうため、手で白衣全体を伸ばしてからハンガーにかけて干しましょう。

乾燥機の使用は避ける

干さずに乾燥できる乾燥機はとても便利です。

白衣を干すのが面倒くさいと感じる場合、乾燥機を使う方も多いでしょう。
手軽といったメリットはありますが、シワを防ぐ点ではあまりいいとは言えません。

乾燥機をして使用して、白衣を乾かした場合はアイロン掛けを行いましょう。
アイロン掛けは、細かいシワまで伸ばせるためシワを消したい時には非常に便利なアイテムです。

シワになりにくい白衣の素材とは

白衣は、シワがあると目立ちやすいデメリットがあります。
最近では、シワになりにくい素材の白衣が多く販売されています。

シワになりにくい白衣の素材で多く使われているのが、ポリエステル素材です。
ポリエステル素材は化学繊維のため、繊維の組織が硬く反発力も強い特徴があります。
その性質から、シワになりにくい素材です。
しかし、素材自体に伸縮性がないため、一般的に他の衣類と混合して使用します。

次に、シワになりにくい素材として、白衣に使われているのがジャージー素材です。ジャージー素材とは、反物状に編まれたニット生地の総称で、伸縮性とストレッチ性に優れているため、カットソーなどに多く使われています。
水分を含みやすい素材ですが、乾くのに時間がかかるためシワになりにくい特徴があります。

簡単にできる白衣をきれいに保つための4つの手入れ方法

では、洗濯やたたみ方以外で、白衣をきれいに保つ方法はあるのでしょうか。
今回は、誰でもできるお手軽なお手入れ方法を4つご紹介いたします。

ブラッシング

白衣をきれいに保つため、一日一回はブラッシングを行いましょう。

目に見えないゴミやホコリなどを払い落します。小さなゴミは目立ちにくいですが、他の汚れも付きやすくなります。ブラッシングをかける際は、上から下の方向でブラッシングを行いましょう。

また、毛先が硬いブラシは、生地を傷めてしまう可能性があります。
ブラッシングする際は、毛先が柔らかいブラシを使いましょう。

霧吹き

衣類用の霧吹きも、白衣をきれいに保つためのアイテムです。
白衣は、丈が長いため裾がシワになりにくいデメリットがあります。

しかし、シワが目立つからといって、業務中にアイロン掛けをすることはできません。
また、丈が長いため、アイロン掛けにも時間がかかります。そのため、素早くシワを伸ばしたい時には、霧吹きが便利です。

ブラシでゴミやホコリを落としたあとに、霧吹きをかけ白衣全体を伸ばしておきます。
そうすると、シワが目立ちにくくなり綺麗な白衣として着用できます。
アイロン掛けを忘れたなど、素早くシワを消したい時には便利なアイテムです。

ベビーパウダー

意外と思われますが、ベビーパウダーも綺麗な白衣を保つためのアイテムです。汗をかきやすい脇や襟元などに、ベビーパウダーをまぶしておけば汗を吸水してくれます。そのため皮脂汚れが白衣に付着せず、綺麗な白衣を保てます。
またベビーパウダー特有のサラサラした質感が、べたつきやすい襟元には快適に感じるでしょう。

適切な保管

白衣の保管方法も、きれいに保つための重要なポイントです。
ハンガーで保管する場合は、厚めの木製ハンガーなどを使用しましょう。
薄いハンガーで白衣をかけてしまうと、型崩れの原因にもなります。

ちなみに、プラスチックハンガーなどは、静電気が起こりやすい特徴もあり白衣の保管には向いていません。静電気は、空気中のホコリが吸い寄せるため白衣にホコリなどを付着してしまいます。

衛生的な環境で白衣を保管したい場合は、木製ハンガーを選びましょう。

正しい洗い方で白衣を長持ちさせましょう

いかがだったでしょうか。

今回は、白衣の洗い方やシワのない綺麗なたたみ方についてご紹介しました。いつもの洗濯の仕方に一手間加えるだけで、より綺麗な白衣になります。白衣が汚れた際は、適切なお手入れ方法で対処しましょう。

また、誤った方法を行うと、生地を傷めてしまう可能性がありますので、取り扱いには十分注意しましょう。
綺麗でシワのない白衣を着用する場合は、たたみ方やお手入れ方法を実践してみましょう。

もしお手入れが苦手という方は、シワになりにくい素材の白衣を着用しましょう。
スズキ繊維では、シワになりにくい素材の白衣からデザイン性の高い白衣まで多数取り揃えております。

医療・スクラブの通販は制服専科をご利用ください。

監修者の写真

制服専科スタッフ

私たちが親切丁寧に対応させていただきます!

私たちが親切丁寧に
対応させていただきます!

制服専科は老舗ユニフォーム販売店 スズキ繊維が運営しています。
ユニフォームのことでわからないことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

運営会社:スズキ繊維